理念
Sociability or richness of heart
コミュニケーション能力―現代において社交性のある人は「よい特質を持った」人とみられる。
悪く言えば「八方美人」だが、強いて言えば、心が広く誰とでも話しを合わせることができ、視野が広くて人当たりがよい人ということだ。しかし、社交的な人は自分独りでいることにはたえられず、結果、外に刺激を求めてしまう。一例を挙げるとギャンブルなどの哲学的に「愚行行為」といわれるものもそうだ。
独りでいるとき、自分自身に向き合わないといけない。自分の親権者は自分なのだ。その自分自身が心を耕して内容豊かなものである人もいる。そうすると、ひとりでも満足するし、視野をさらに広く多角的にとることもできる。
しかし、自己の内省が貧しい、要は心が耕されていないと気付いているとその虚しさに耐えられなくなってしまう。
外にある安易な刺激、享楽、良い、惑乱、冒険じみたもの、夢中にさせてくれるものを求めてしまう。あるいは、誰かの助けをしたり、気がまぎれたりするものを得て虚無感や退屈さを忘れようとする。そして、ますます危険で邪悪な社交にあなたは手をひかれていく。
別に独りで偏屈になれ、といっているのではなく、心を耕すという作業が重要ということ。特に身体反応がダイレクトに出る人は身体反応に「心に溜め」がないためといわれます。今、自分の中にある限りない豊かさを全力で発揮してみては?