弁護士コラム

おとり捜査

第11編 おとり捜査(白取114,寺崎58) 第1 意義 1 定義 おとり捜査とは,捜査機関又はその協力者である私人がおとりになって人に犯罪を行うように働きかけ,その犯罪に着手するのを待って検挙する捜査方法をいう 2 効 […続きを読む

刑事訴訟法

捜索・差押え

捜索・差押えは、人身の自由に対する制約の程度と比較すると緩やかなものですから、逮捕・勾留に先行するのが望ましいとされています。   ただし、その後の解析によって、逮捕状の疎明資料とされることも多いですから弁護士 […続きを読む

刑事訴訟法

被疑者の取調べ

問題が多いのは被疑者の取調べである。   なかなか身柄が拘束された極限状態の中では、自分の意思を押し通すことはできず、簡単に警察官にいなされてしまうことも少なくない。   また、余罪の取調べについて、 […続きを読む

刑事訴訟法

逮捕・勾留の諸問題

第6編 逮捕・勾留の諸問題 第1 逮捕・勾留と余罪 1 問題の所在 (1) 1人の被疑者に対する複数の犯罪の嫌疑と逮捕・勾留 ア 原則的処理 逮捕・勾留という身体拘束処分の効力は,裁判官の審査を経て,手続的に明示顕在化さ […続きを読む

刑事訴訟法

被疑者勾留

被疑者勾留は分からないという方が多いと思います。今では当たり前では昔では信じられませんが、被疑者勾留は、検察官の起訴・不起訴を決めるための手持ち期間とされています。したがって、やむを得ないという勾留延長の要件も緩やかにな […続きを読む

刑事訴訟法

逮捕

最近は、逮捕それ自体が違法ということは少なくなっているように思いますが、やはり微罪の場合、避妊するならば逮捕するぞ、と恫喝している例が金沢でありました。 しかし、判例集をみる限り、近時は逮捕の違法性が争われたということは […続きを読む

刑事訴訟法

職務質問と所持品検査

名古屋市の警察署の中には、やんちゃな警察もいます。中には二時間留め置いたり、警察官職務執行法の「保護」を用いるという裏ワザを用いている例があります。 職務質問は一種の行政処分ですから「停止する」義務が国民にはあるというの […続きを読む

刑事訴訟法

捜査総論―警察比例原則

捜査を行う場合は、捜査の必要性と失われる利益の権衡が保たれていなければいけません。   このバランシングの取り方は様々で学者によっても異なります。ここでは、捜査については強制主義法定主義や任意捜査の限界について […続きを読む

刑事訴訟法

捜査と憲法

捜査と憲法です。   捜査は憲法上の人権を制約します。したがって、どの程度の必要性と相当性があるかを判断していく必要があります。いわゆる共謀罪も同じといえます。   第1編 捜査と憲法 第1 捜査と憲 […続きを読む

刑事訴訟法